(番外編)ジャカルタ観光、イスティクラル・モスク・・・東南アジア最大のモスクと骨董のスラバヤ通り

気付けば長くジャカルタに住んでいますが、インドネシア最大と言うより、東南アジア最大のマスジット、『イスティクラル・モスク』には行った事がなく今回、行ってきました。女性は髪を隠さないといけないなどと聞いていて、なんとなく敷居が高くて近付く事がなかったのですが、今回初めて訪問です。
インドネシアは言わずと知れた、世界最大のイスラム教徒数を抱えた国です。世界第4位である2億5千万人の人口のうち、約9割がムスリムです。そのインドネシアがオランダからの独立戦争後に建てたイスラム教会がこのイスティクラル・モスクです。

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Pintu Masuk(入口)で、入って良いの?と尋ねれば、「良いですよ、ここで靴を脱いで入って下さい。」と言われ、初めて入りました。ムスリムに混じって入口から入り、皆が靴を預けているのに倣って、私も靴を預けようとしたら「ゲスト・ルームへ行きなさい」言われ、その方向にトボトボと歩いて行くと、英語でGuest Roomと表示があり、そちらに行きました。

ゲスト・ルームに入ると、棚に靴を預けます。会社の女性社員から「女性と行くなら、髪を隠さなきゃならないですよ」と言われていましたが、特に何も言われず、他の外国人女性も髪を見せたままでした。入り口には、台帳が置いてあり、グループ代表という事で私の氏名と職業、国籍、宗教を記入して、外の椅子に座ってガイドが来るのを待ちます。

この時に、何の説明もなく放置されていたので、どの様に見せてくれるのか聞こうと、ゲスト・ルームみいたおっちゃんに尋ねるのですが、ろくに受けごたえもせず逃げるように向こうに行くので、ちょっとイラッと(^^;;  神聖な場所なので、キレちゃいけないと自分に言い聞かせて待っいると、暫くしたら私達の担当と思われるガイドが登場、人柄も良く、イライラも収まりました。
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早速、見学に。ガイドしてくれた方によれば、イスティクラルはアラビア語で、独立という意味だそうです。そう、インドネシア語で言うmerdeka(ムルデカ)ですね。特筆すべきはその収容人数で、大きなイベントがある場合、20万人を収容できるそうです。流石に20万人もが建物には入りきれないので、下の写真の様な中庭?の様な部分や通路さえも使うと仰っていました。写真の黄色い線が一人一人のスペースの目安で、ラインに整列してメッカに向かって祈るそうです。通路にはこの様なレンガのラインはありませんでしたが、このラインに沿って、テープでラインが示されていました。
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そしてこの大きなドラム。断食期間が終わった事を知らしめるためなどに使われるものですが、一枚の牛の革で作られていました。張りが弱くて、あまり良い音ではなかったのですが、大きさに圧倒されます。
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これだけではありましたが、初めて入った場所であり、新鮮でした。
この後、ゲスト・ルームで靴を引き取りますが、お布施として、神のためにと幾ばくかのお金をガイドしてくれた方に渡して退場して終了です。

この後、別に用も無いので、暇つぶしに松任谷由実の歌にもなった、骨董屋で有名なスラバヤ通りへ。
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面白いものがありますが、値段があって無い様なものですので、値切りに値切った結果で、この値段でなら買いたい、又はこの値段でなら買っても良いと言うのでない限り、買う事もないかと思います。どのみち、二束三文で仕入れているでしょうし(^◇^;)