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インドネシア2016年第1四半期の消費者信頼感指数は上昇、中銀は通年GDP成長率予想を下方修正

アメリカの調査会社、ニールセンのデータではインドネシアの2016年第1四半期消費者信頼感指数(100を上回ると楽観的、下回ると悲観的)は117で、前期から2ポイント上昇していますが、2015年第1四半期は123だったので、前年同期で比べると、まだ弱いです。しかし、第1四半期では石油燃料の値下げや利下げなどが消費者信頼感を刺激したそうです。第1四半期では67%の消費者が今後1年の雇用について楽観的とし、個人の経済状況について楽観しているのは実に82%だったそうで、更にインドネシアの景気が後退していると評価した消費者前期では69%ですが、第1四半期第1は58%と低下しています。石油燃料値下げや利下げがあったとしても、大きく下がった訳ではないので、正直な私の感想としては違和感があります。実際、18日に東京で大手会計事務所であるデロイト・トーマツが開催した「インドネシア消費者調査セミナー」で、インドネシアのマクロ経済見通しとして、2015年に中国経済の動揺等を背景に景気が低迷して消費者信頼感指数が100を下回る月があるも今年に入ってから回復傾向にあるが、引き続き予断を許さない状況と言う見解であったそうです。

尚、今週のインドネシア中央銀行の月例会議では第1四半期の実質GDP成長率が前年同期比4.92%と予想を下回る水準だったことから、2016年通年の実質GDP成長率予想を、これまでの5.2〜5.6%から5.0〜5.4%に下方修正しています。とは言え、中銀は、インフラ整備などの財政刺激策が成長の原動力となり、家庭消費もインフレの沈静化や所得増に伴って改善するという理由から「国内の経済成長は第1四半期に予想を下回ったが、次の数四半期は改善が予想される」 との声明を出しているのですが・・・。

私個人としては日頃、もしもに備えてと言う観点からついついネガな事を書いてしまいがちなのですが、何も無ければ中銀の声明のように回復すると思っていますので、国内のインフラ整備などへの予算執行状況や中国、韓国などの主要貿易相手国の経済動向に注視したいと思います。