インドネシア日系2輪車メーカーにカルテルの疑い? 続編

19日ですが、インドネシア公正取引委員会が報道陣にインドネシアヤマハ発動機とホンダ(二輪の合弁会社)が価格協定を結んだ疑いがあると発表しました。

当局は、この2社は110~125ccクラスのスクーターで価格設定を結び、合意していた疑いだとの事です。ヤマハの広報はこれをを否定しているそうで、AHMのコメントは得られていないと言う報道です。

これは、4月に『インドネシア日系2輪車メーカーにカルテルの疑い?』と言う記事を書きましたが、続報になりますね。前の報道では4月~5月の2ヶ月間で審判を行うとしていましたが、もう7月下旬です。いかにもインドネシアらしい。報道が無かったので、もう終わったのかと思っていました。

 

モペットタイプやスクーターの価格が高すぎると言う事ですね。以前にも書きましたが、公正取引委員会によれば、国内のモペットタイプとスクーターの製造コストは約750万ルピア(6万1千円弱)程度であるのに対し、市場での実販価格は1,500万〜1,700万ルピア であるので、公正取引委員会が言う適正価格の1,200万ルピアと大きく乖離しており、2輪車メーカーが価格協定を結んでいると言う事ですね。
 
丁度、昨日、メーカーの内情に詳しい方(ヤマハやホンダの方ではないです、念のため)とお話しする機会があり、この話も出ましたが、やはり言い掛かりだと思います。昨今、日系企業はどこもコンプライアンスだ何だと厳しく管理されており、適法を強く求めていますので、日本人であれば、こんな事は有り得ないと分かるのですけれどね。