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インドネシアの禁酒法(案)

インドネシアの国会で検討されている酒類禁止法案とは、伝統酒や混合酒を含むアルコール飲料について、製造や販売、消費などを原則禁止とするものです。国会は2014年6月の本会議で審議入りを決定し、国会特別委員会の審議を経て9月第2週からは政府側と協議を開始する予定ではあったのですが、エンガルティアスト・ルキタ貿易相とアイルランガ・ハルタルト産業相が政府内での検討が必要との理由で延期を要請していたものです。

これに対して今週の報道では、インドネシア国会で宗教と社会を担当する第8委員会のメンバー、開発統一党のアフマド・ムスタキム氏は、酒類禁酒法(案)について、国会が引き続き審議を継続する方針と伝えられていました。つまり、この法案に対して政府は慎重姿勢且つ、アルコール飲料業界団体も投資への悪影響を懸念してストップをかけているも、国会側は「禁止は必要」との立場で、あくまで成立を目指している構図ですね。

 前述のムスタキム委員は法案を審議する特別委の委員も兼任しているのだそうで、酒類禁止法は、警察にとって、酒類に関する取り締まりを行う上での法的根拠が必要である事や、インドネシアにはいまだに酒類に関する包括的な規定がなく、地方条例や州知事規定、内相規定の間で矛盾が生じている問題などを理由に「必要だ」と断言しているとの事です。 一部の地方では独自に酒類を禁止している例もあるそうですから、確かに中央政府と地方政府で足並みが揃っていないですね。ただし、そんな事は珍しくはない事はインドネシアに詳しい方は既に、ご存知と思います(^◇^;)

私が違和感を感じる事は、報道によれば、前述の委員は法案の内容について、地方政府に酒類の規制に関する裁量権を認めることで、特定の宗教の信徒が多い地域では地方政府が独自に酒類を禁止することも可能になると言ったと言う事です。結局、足並みは揃わないですが、他民族国家の宿命かも知れません。法律なんぞ無くても、禁酒したいヤツは勝手にやればいいと思うのですがね。ただ、日本人でも場所をわきまえずに酔っ払って騒いでる人を散見します。ムスリムから見れば、閉口もので、それもこの様な動向の遠因である事は言うまでもありません。インドネシアでは既に昨年4月からコンビニエンス・ストアなどでアルコール飲料の販売が禁止されており、我々は不便を感じています。今度は完全に飲めなくなるかな(^◇^;)  いやいや、ジャカルタは大丈夫ですよ、きっと(^-^)